Affinity Photoでレタッチする方法|Photoshopとの違いと基本操作

Affinity Photoでレタッチする方法を紹介する記事のアイキャッチ。写真を表示したノートパソコンとペンタブレット

当サイトの記事は編集部が辞書や公的機関の情報、ソフトメーカーの公式ヘルプなどの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にオンラインスクールの無料体験などへの案内(広告)を含みます。

『Affinity Photoでレタッチしてみたいけれど、Photoshopと何が違うの?画面のどこから触ればいいの?』と迷っていませんか。

結論から言うと、affinity photoのレタッチは「RAW現像」「部分の修正」「仕上げ」「書き出し」の工程ごとに、使う画面を切り替えながら進めます。工程と画面の対応さえつかめば、Photoshopを使ったことがない方でも進めやすいソフトです。

この記事では、新しいAffinityと旧Affinity Photo 2の違いと、レタッチの基本の流れが分かりますよ。

目次

Affinity Photoは今どうなっている?新しいAffinityとの関係

先に結論

Affinity Photoは、Canvaの発表によって、写真編集・ベクターデザイン・ページレイアウトを1つにまとめた新しい「Affinity」に変わりました。公式では、新しいAffinityは無料で使えると案内されています。

Affinity Photoは、もともとSerifが作っていた写真編集ソフトです。その後、Canvaが新しいAffinityを発表し、「Affinity is now completely free, forever.」と紹介しています。

『じゃあ、前に買ったAffinity Photo 2はもう使えないの?』と心配になりますよね。Serifの案内では、すでに持っているV2のアプリは引き続き使えますが、今後の更新は受けられないと書かれています。

項目新しいAffinity旧Affinity Photo 2
写真編集の場所ピクセルスタジオPhotoペルソナなどのペルソナ
構成ピクセル・ベクター・レイアウトの3つのスタジオ写真編集の専用アプリ
料金の扱い無料と公式に案内持っている人は引き続き使える
今後の更新公式サイトで確認受けられないと案内
ファイルV1・V2のファイルを開ける新しいAffinityのファイルは開けない

画面の呼び方やメニューの名前は、このように変わったばかりです。この記事の名前は2026年10月時点の公式ページの表記なので、使っている版の表示に合わせて読み替えてみてください。

対応しているパソコンは?

公式サイトでは、MacはApple siliconとIntelの両方で動くと書かれており、Windowsにも対応しています。iPad版は「Coming soon!」と、準備中の案内でした。

Macでの写真編集の全体はMacで写真をレタッチする方法で紹介しています。

画面の切り替えをレタッチの工程に当てはめる

ここでの結論

Affinity Photoは、作業ごとに画面(旧版ではペルソナ、新しいAffinityではスタジオ)を切り替えて使うソフトです。レタッチの工程と画面を対応させておくと、『今どこを開けばいいの?』で迷わなくなります。

旧Affinity Photo 2の機能一覧では、ペルソナは「特定のタスクおよびツールセット専用のペルソナ(モード)」と説明されています。つまり、作業の種類ごとに画面が分かれているんです。

レタッチの工程旧Affinity Photo 2のペルソナ新しいAffinityでの目安
RAWから明るさと色を決める現像ペルソナピクセルスタジオのRAW現像
不要な物の除去・部分の修正Photoペルソナピクセルスタジオの修復系ツール
形を整えるゆがみペルソナピクセルスタジオのゆがみ・メッシュワープ
明暗の表現を作るトーンマッピングペルソナ公式ページで確認
星空の写真を仕上げるAstrophotography Persona(デスクトップのみ)公式ページで確認
仕上げた写真を書き出す書き出しペルソナ公式ページで確認
Affinity Photoのレタッチの工程を、RAW現像・部分の修正・形の調整・書き出しに分け、それぞれ使う画面を対応させた図解

新しいAffinityで「ペルソナ」という呼び方がまだ使われているかは、公式ページでは確かめられませんでした。新しい公式ページは「スタジオ」と書いているので、画面の名前が違っても、工程の順番は同じと考えれば大丈夫です。

工程の順番で迷った時は

実は、どのソフトでもレタッチの順番の考え方はほとんど同じなんです。先に全体の明るさと色を決め、次に細かい部分を直し、最後に書き出します。

細かい部分を先に直してから全体の明るさを変えると、直した部分だけ浮いて見えることがあります。全体から部分へ、の順番を覚えておくとやり直しが減りますよ。

Affinity Photoでレタッチする基本の手順

ここでの結論

写真を開いたら、全体の明るさと色、不要な物の除去、部分の仕上げ、書き出しの順に進めます。ツールの名前は、使っている版の公式ヘルプの表記に合わせて読み替えてください。

ここでは、新しいAffinityの公式ページに載っている機能名で流れを紹介します。

Affinity Photoでのレタッチの流れ
  1. ピクセルスタジオで写真を開く。RAWなら最初にRAW現像で全体の明るさと色を決める
  2. レンズ補正フィルターで、レンズによるゆがみなどを整える
  3. スポット修復やクローンブラシで、ホコリや写り込みを消す
  4. 広い範囲はインペインティングブラシで周りになじませる
  5. 覆い焼き・焼き込みで、明るさの強弱を部分的に整える
  6. 仕上がりを元の写真と見比べてから書き出す
Affinity Photoでのレタッチを、写真を開いてRAW現像、レンズ補正、修復ツール、覆い焼き・焼き込み、見比べて書き出すの順に進める流れの図解

RAW現像で全体の明るさと色を決める

公式ページでは、レンズプロファイルとノイズ除去に対応したRAW現像ができると紹介されています。RAWは、カメラが記録した加工前のデータのことで、明るさや色を後から整えやすいのが特長です。

RAWとJPGの違いが気になる方は、RAW現像とレタッチもあわせて読んでみてください。

不要な物を消す・部分を直す

スポット修復は小さなホコリや点、クローンブラシは周りの模様を写して消したい時に使います。インペインティングブラシは、塗った範囲を周りになじむように埋めてくれる道具です。

例えば、空に小さなゴミが写っていたらスポット修復、電線のように長い物はクローンブラシで少しずつ、という使い分けができます。消したあとは拡大して、同じ模様が繰り返していないか見ておきましょう。

覆い焼き・焼き込みと周波数分離

公式ページでは、筆圧に対応した覆い焼き・焼き込みと、周波数分離が紹介されています。覆い焼きは一部を明るく、焼き込みは一部を暗くする作業のことです。

周波数分離は、写真を「細かい質感」と「色や明暗」に分けて別々に整える技法です。仕組みは周波数分離とは、光と影の整え方は覆い焼き・焼き込みで詳しく紹介しています。

よくある失敗

人物の写真で、肌をなめらかにしすぎたり、ゆがみで形を変えたりしてしまうことがあります。ホコリや一時的な肌の状態を整える程度にして、その人らしさに関わる部分は本人と相談して決めましょう。

Photoshopとの違いはどこで比べればいい?

ここでの結論

どちらが上ということはなく、使える料金の形と、使いたい機能があるかで比べれば大丈夫です。基本のレタッチに使う道具は、どちらにも似た役割の物がそろっています。

『Affinity PhotoとPhotoshop、どっちを覚えればいいの?』と迷う方も多いはずです。まずは、レタッチでよく使う道具を並べてみますね。

やりたいことAffinity(公式ページの表記)Photoshop(公式ヘルプの表記)
小さなホコリを消すスポット修復スポット修復ブラシツール
模様を写して消すクローンブラシコピースタンプツール
一部を明るく・暗くする覆い焼き・焼き込み覆い焼きツール・焼き込みツール
形を整えるゆがみ、メッシュワープゆがみ
RAWを開くRAW現像Camera Raw
Affinityで確かめたいこと
  • 無料で使えると公式に案内されている
  • 写真・ベクター・レイアウトを1つのアプリで扱える
  • AIツールはCanvaのプレミアムプランが必要
Photoshopで確かめたいこと
  • サブスクリプションで使う形
  • 生成塗りつぶしなどの生成AI機能がある
  • 仕事の現場で使うソフトを指定される場合がある

AIツールについては、Canvaのプレミアムプラン(プロ、ビジネス、エンタープライズ、教育版)を使っていれば、Affinityの中でCanva AI Studioの生成塗りつぶしや生成拡張などが使えると案内されています。プランが無い場合は使えないので、気をつけておきましょう。

Photoshopの基本はPhotoshopのレタッチ、ソフト全体の比べ方はレタッチソフトの選び方で紹介しています。

Photoshopも学んで仕事に広げたい時は

Affinityで練習するうちに、『仕事で使うならPhotoshopも覚えておきたい』と感じる方もいるかもしれませんね。公式のチュートリアルや本で独学するのも、スクールで体系的に学ぶのも、どちらも正当な方法です。

例えば、女性向けのキャリアスクールのSHElikesには、Photoshopでバナーを作るコースがあります。写真補正が中心の講座ではないので、受け入れ条件と内容は公式サイトで確かめ、無料体験レッスンで学び方を見てみてください。

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Photoshopや写真の加工を、オンラインで基礎から学んでみる

SHElikesは、Webデザインや写真・動画など50以上のスキルを定額で学べる女性向けのキャリアスクールです。Photoshopでバナーを作るコースや、撮影から加工・現像まで学べるカメラ・写真コースがあります。無料体験レッスンはオンラインで毎日開催されています。

無料体験SHElikesの無料体験レッスンを見る

(SHElikesの公式サイトに移動します。受講の条件・料金・コースの内容は公式サイトで確認してください)

よくある相談:Affinity Photoでレタッチしたい

Yahoo!知恵袋にも、Affinity Photoについての相談が寄せられています。閲覧の多いものから3つ選んで、要点をまとめて答えますね。

相談1:Affinity Photo 2は、本当にPhotoshopと同じくらい使える?

Photoshopの代わりになるかどうかを知りたい、という相談です。

写真のレタッチに使う基本の道具は、上の表のとおり、似た役割の物がそろっています。ただ、ボタンの位置やツールの名前は違うので、最初は公式の案内を見ながら慣れていく形になります。

大事なのは、自分がやりたい作業の道具があるかどうかです。仕事で受け取るファイルや、指定されるソフトがある場合は、それに合わせて選ぶと安心ですよ。

相談2:GIMPとAffinity Photo、どちらを学ぶか悩んでいる

Photoshopは続けて払うのが難しいので、別のソフトで学びたい、という相談です。

どちらも、レタッチの考え方を身につけるには十分な道具です。明るさと色を整える、不要な物を消す、書き出すという流れは、どのソフトでも変わりません。

迷ったら、両方を少し触ってみて、画面が分かりやすいと感じた方を選んでみてください。無料ソフトの比べ方は無料で使えるレタッチソフト・アプリで紹介しています。

相談3:iPadでAffinity Photoを使いたい

iPadでイラストや写真を扱っていて、Affinityも入れたいという相談です。

旧Affinity Photo 2は、iPadOS 17以降に対応していました。新しいAffinityのiPad版は、公式サイトで「Coming soon!」と準備中の案内です。

iPadで写真を整えたい時は、今使える版を公式サイトで確かめてみてください。iPadでのレタッチ全体はiPadで写真をレタッチする方法で紹介しています。

よくある質問

Affinity Photoは無料で使えますか?

Canvaの発表では、新しいAffinityは無料で使えると案内されています。ただし、Canva AI StudioのAIツールを使うには、Canvaのプレミアムプランが必要です。

旧Affinity Photo 2のファイルは、新しいAffinityで開けますか?

公式の案内では、新しいAffinityはV1やV2のファイルを開けます。逆に、新しいAffinityのファイルを旧版で開くことはできません。

Affinity PhotoでRAW現像はできますか?

公式ページでは、レンズプロファイルとノイズ除去に対応したRAW現像ができると紹介されています。対応しているカメラは公式サイトで確かめてみてください。

ペルソナとは何ですか?

旧Affinity Photo 2で、作業ごとに道具がまとまった画面のことです。新しいAffinityの公式ページでは、ピクセル・ベクター・レイアウトの「スタジオ」と書かれています。

まとめ

この記事の要点
  • Affinity Photoは、Canvaの新しいAffinityに変わり、無料で使えると案内されている
  • 旧Affinity Photo 2は使い続けられるが、今後の更新は無い
  • レタッチの工程と画面(ペルソナ・スタジオ)を対応させると迷わない
  • 全体の明るさと色から、部分の修正、書き出しの順に進める
  • Photoshopとは、料金の形と使いたい機能で比べる
レタッチガイド

レタッチガイド 編集部

写真のレタッチ(明るさ・色の補正、肌や不要物の修正、RAW現像)のやり方と、Photoshop・Lightroomなどのソフトの選び方、レタッチの学び方を、初めての人にも分かるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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