レタッチに役立つ資格|Photoshopの検定とAdobe認定の種類

Photoshopの資格を紹介する記事のアイキャッチ。ノートパソコンと問題集で資格の勉強をしている机の上

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『Photoshopの資格を取りたいけど、種類がいくつかあってどれを選べばいいか分からない』と迷っていませんか。

名前の似た試験が並んでいると、違いが分かりにくいですよね。

結論から言うと、Photoshopの資格は「Photoshopの操作の知識を証明する検定」と「デザイン全般の知識を測る検定」の2系統に分けると、選びやすくなります。レタッチの操作を形にしたいなら、まずは前者の2つを比べれば大丈夫です。

この記事を読むと、Photoshopの資格の種類と違い、目的に合う選び方が分かります。

目次

Photoshopの資格は2系統に分けると選びやすい

先に結論

Photoshopに関わる資格は、「操作の知識を証明する検定」と「デザイン全般の検定」の2系統に分けられます。どちらも国家資格ではなく、民間の団体やメーカーが認定する資格です。

資格を調べると、試験の名前ばかりが並んでいて迷いますよね。そこで、この記事独自の見方として、何を測る資格なのかで2つの系統に分けてみました。

系統主な資格測るもの向いている人
操作の知識を証明する検定Photoshop®クリエイター能力認定試験(サーティファイ)指示どおりに作業し、作品を作れるかPhotoshopで制作する力を形にしたい人
操作の知識を証明する検定アドビ認定プロフェッショナル(Photoshop)Photoshopの機能とデザインの基礎知識Adobeが認定する資格を取りたい人
デザイン全般の検定CGクリエイター検定(CG-ARTS)デザインや2次元・3次元CGの知識CGやグラフィックの仕事も視野に入れる人
Photoshopの資格を、操作の知識を証明する検定とデザイン全般の検定の2系統に分けた図解

『国家資格じゃないなら、取る意味はあるの?』と思う方もいるかもしれませんね。

資格は、学んだことを人に伝える一つの形です。仕事の場でも、操作の基本が分かっている目安として伝わることがあります。

資格がなくてもレタッチは学べる

レタッチを学んだり、仕事にしたりするのに、資格が欠かせないわけではありません。作品そのものを見て判断されることも多いので、資格と作品づくりは両方進めるのがおすすめです。

レタッチの全体像はレタッチとはで、学び方の順番はレタッチの勉強方法で紹介しています。

似た名前でも、レタッチ向きではない検定もある

CG-ARTSには「画像処理エンジニア検定」という検定もあります。名前は似ていますが、こちらは画像処理のソフトやシステムを開発する人向けの検定です。

写真補正の操作を証明したい時は、対象が違うので気をつけましょう。また、写真とカメラの知識を測る「フォトマスター検定」は、2026年の第24回の開催を最後に休止すると公式に告知されています。

資格を選ぶ前に知っておきたいこと
  • ここで紹介する資格は、どれも国家資格ではない
  • 受験料や日程は変わることがあるので、公式サイトで確かめる
  • 試験の名前が似ていても、測る中身が違うことがある

Photoshop®クリエイター能力認定試験|作品を作る力を測る

ここでの結論

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Photoshopを使って、仕様に沿ったコンテンツを作る力を測る試験です。「スタンダード」と「エキスパート」の2つの級があり、どちらも実際に作品を作る問題があります。

この試験は、サーティファイのソフトウェア活用能力認定委員会が認定しています。公式の説明では、画像編集の知識を持ち、テーマや素材から仕様に沿ってコンテンツを作る力を認定する試験とされています。

級認定の基準試験の形
スタンダード指示どおりの作業を、正確かつ合理的に行える第1部 実技(40分)、第2部 実践(作品制作・90分)
エキスパートクライアントのニーズに合わせて、創造性の高いコンテンツを作れる第1部 知識と実技(50分)、第2部 実践(作品制作・90分)

受験資格は、学歴や年齢などの制限がありません。『まったくの初めてでも受けられるの?』という方も、条件の面では心配いりませんよ。

出題範囲にレタッチの操作が入っている

この試験の出題範囲には、レタッチに関わる操作がたくさん入っています。公式の出題内容のページでは、次のような項目が挙げられています。

レタッチに関わる出題範囲の例
  • 修復ブラシツール・スポット修復ブラシツール・パッチツールで、キズや汚れを修正する
  • 覆い焼きツール・焼き込みツール・スポンジツールで、画像を修正する
  • トーンカーブ・レベル補正・色相・彩度などで、色調を補正する
  • 調整レイヤーを使って、元の画像を残したまま補正する(非破壊編集)
  • レイヤーマスクを使って、画像を合成する

非破壊編集とは、元の画像のデータを直接書き換えずに補正する方法のことです。後からやり直しがきくので、レタッチの基本の考え方として覚えておくと役立ちます。

各ツールの役割は、Photoshopのレタッチツールの概要でも確かめられます。ツールの使い分けはPhotoshopの修復ツールの使い分けで詳しく紹介しています。

生成AIの機能は使えない

この試験では、Adobe Fireflyなどの生成AIの機能の利用が一律で禁止されています。「生成塗りつぶし」のような機能を使ったことが分かると、不正行為として失格の扱いになります。試験対策の練習では、修復ツールなど従来のツールで仕上げる練習をしておきましょう。

受け方は2通り

個人で受ける場合は、パソコンスクールなどの認定会場で受ける「随時試験」と、サーティファイが直接運営する「公開試験」があります。公開試験は、リモートWebテストで自宅などから受ける形です。

公開試験の次の回は、2027年2月7日の予定で、申し込みは2026年11月24日から2027年1月24日までと案内されています。最新の日程と受験料は、サーティファイの公式サイトで確かめてみてください。

アドビ認定プロフェッショナル|Adobeが認定する資格

ここでの結論

アドビ認定プロフェッショナルは、Adobeが認定する国際的な資格試験です。公式ではエントリーレベルの認定資格とされていて、Photoshopなどのアプリごとに試験があります。

Photoshopを作っているAdobeが認定する資格と聞くと、気になりますよね。日本では、オデッセイコミュニケーションズの公式サイトで案内されています。

項目Photoshop 2025の科目の内容
認定する所Adobe(日本での案内はオデッセイコミュニケーションズ)
試験の形試験会場のパソコンで解答するCBT形式。実際のアプリを使う
問題の流れ前半は選択問題、後半は操作問題
問題数と時間30問前後・50分
受験できる人年齢・国籍を問わず受験できる(未成年は保護者の同意が要る)
合否試験が終わった直後に画面に表示される

CBT形式とは、会場のパソコンの画面で問題に答える試験の形のことです。合格すると、デジタルの認定証が発行されます。

出題範囲には著作権の知識も入っている

Photoshop 2025の科目の出題範囲には、「レイヤー、マスク、色調補正」や「レタッチツールや修復ツールを使って画像を操作する」といった項目があります。

さらに、「デザイン業界で働く」という項目で、著作権や許可、ライセンスの種類についても問われます。レタッチを仕事にするなら知っておきたい内容なので、写真のレタッチと著作権・肖像権も合わせて読んでおくと安心です。

試験の申し込みは会場ごと

試験の実施日や申し込み方法は、試験会場ごとに違います。受けたい会場を探して、その会場に確かめる流れです。

なお、Photoshop 2025の科目は2026年4月15日から始まっていて、Photoshop 2024の科目も並んで実施されています。

PhotoshopとIllustratorの2科目に合格すると、複合の認定が受けられる仕組みもあります。詳しくはアドビ認定プロフェッショナルの公式サイトで確かめてみてください。

2つの検定の違いと、目的別の選び方

ここでの結論

作品を作る力を形にしたいならPhotoshop®クリエイター能力認定試験、Adobeが認定する資格を取りたいならアドビ認定プロフェッショナルが候補になります。どちらが上ということはなく、何を証明したいかで選べば大丈夫です。

ここまで読んで、『結局、私はどっちを受ければいいの?』と思った方もいるはずです。2つの検定の違いを並べてみました。

比べる所Photoshop®クリエイター能力認定試験アドビ認定プロフェッショナル
認定する所サーティファイAdobe
級・レベルスタンダード・エキスパートの2つエントリーレベルの1つ
試験の中身実技と、作品を作る実践問題選択問題と操作問題
受け方認定会場の随時試験か、リモートWebテストの公開試験試験会場のパソコンで受ける
生成AI機能の利用は一律で禁止公式の案内で確かめる
目的ごとに、Photoshop®クリエイター能力認定試験とアドビ認定プロフェッショナルのどちらが向くかを並べた図解

目的ごとの向き・不向き

こんな目的なら候補になる資格理由
Photoshopで作品を作る力を形にしたいPhotoshop®クリエイター能力認定試験作品を作る実践問題がある
まずは基本の操作を一通り確かめたいスタンダード級か、アドビ認定プロフェッショナル基本の操作や知識を問う
Adobeが認定する資格がほしいアドビ認定プロフェッショナルAdobeが認定する国際的な資格
IllustratorやCGまで広げたいアドビ認定プロフェッショナルの複合認定、CGクリエイター検定複数のソフトやデザインの知識を測る

資格の勉強の進め方

資格の勉強を進める流れ
  1. 受けたい資格の公式サイトで、出題範囲と試験の形を読む
  2. 出題範囲の機能を、Photoshopで1つずつ試してみる
  3. 自分の写真で、補正・修正・合成をひと通り仕上げる
  4. 試験の形(時間・問題の流れ)に合わせて練習する
  5. 日程と受験料を確かめて、申し込む

試験までの時期ごとにやること

時期やること気をつけたいこと
申し込む前出題範囲を読み、知らない機能に印をつける受けたい級や科目、受け方を決めておく
申し込んだ後印をつけた機能を、自分の写真で1つずつ試す生成AIの機能に頼らず、従来のツールで仕上げる
試験の直前試験の時間を測って、作品を通しで仕上げてみる時間内に終わらない作業がどこかを見つける
試験の後勉強で作った作品をまとめて残しておくポートフォリオに使えそうな物を選んでおく
ノートパソコンで写真を仕上げながら、出題範囲のメモに印をつけて資格の勉強をしている机の上の写真

時間を測って通しで練習すると、『この作業に思ったより時間がかかる』という所が見えてきます。苦手な作業が分かれば、そこだけ集中して練習できますよ。

資格の勉強は独学でも進められます。ただ、『出題範囲の機能は分かるけど、作品として仕上げるのが苦手』と感じたら、作品を見てもらいながら学べる環境も一つの選択肢です。

SHElikesは女性向けのオンラインスクールで、Photoshopコースではバナー制作を、カメラ・写真コースでは加工や現像を学べます。

資格の対策講座ではないので、作品づくりの練習の場として、無料体験で学び方を確かめてみてください。受け入れ条件は公式のよくある質問で確かめられます。

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Photoshopや写真の加工を、オンラインで基礎から学んでみる

SHElikesは、Webデザインや写真・動画など50以上のスキルを定額で学べる女性向けのキャリアスクールです。Photoshopでバナーを作るコースや、撮影から加工・現像まで学べるカメラ・写真コースがあります。無料体験レッスンはオンラインで毎日開催されています。

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(SHElikesの公式サイトに移動します。受講の条件・料金・コースの内容は公式サイトで確認してください)

資格を取った後に考えたいこと|作品と仕事

ここでの結論

資格は、学んだことを伝える入口です。仕事につなげるなら、資格と合わせて、作品をまとめたポートフォリオを用意しておきましょう。

資格を取ると、自信がつきますよね。ただ、レタッチやデザインの仕事では、実際にどんな作品を作れるかを見られることが多いんです。

資格の後にやっておきたいこと
  • 資格の勉強で作った作品を、ポートフォリオにまとめる
  • レタッチ前と後が分かる形で、作品を並べる
  • 人物の写真を載せる時は、写っている人の同意を取る
  • 他人が撮った写真は、使ってよいかを確かめてから載せる

ポートフォリオのまとめ方はレタッチのポートフォリオの作り方、仕事にする道筋はレタッチャーになるにはで紹介しています。

仕事として学びを広げたい時

『Photoshopの資格を取ったら、Webデザインの仕事にも挑戦したい』という方もいるはずです。その場合は、Photoshopの操作に加えて、配色や文字の組み方などデザインの考え方も学ぶ必要があります。

スクールの比べ方はPhotoshopが学べるスクールの選び方で紹介しています。

WEBCOACHは、専属コーチがマンツーマンで伴走するWEBスクールです。卒業生の制作実績の使用ツールにPhotoshopが並んでいて、配色やタイポグラフィなどデザインの基礎から学べると公式のよくある質問に書かれています。

無料カウンセリングは検討段階でも参加できるので、資格の次に何を学ぶかを相談してみるのも一つの方法です。

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レタッチを仕事につなげたいなら、専属コーチと学ぶ選択肢も

WEBCOACHは、Webデザインや動画編集などのWEBスキルを、専属コーチのマンツーマンで学べるスクールです。卒業生の制作実績ではバナーや商品画像づくりにPhotoshopも使われています。無料カウンセリングでは、教材の内容や学習の進め方を相談できます。

無料カウンセリングWEBCOACHの無料カウンセリングを見る

(WEBCOACHの公式サイトに移動します。料金やコースの内容は公式サイトで確認してください)

よくある相談|Photoshopの資格の悩み

Yahoo!知恵袋には、Photoshopの資格についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選んで、要点をまとめて答えますね。

相談1:Adobe認定の試験と、サーティファイの試験はどちらを受ければいい?

Photoshopの資格を取りたいけれど、Adobe認定の試験とサーティファイの試験のどちらを受けるべきか迷っている、という相談です。

どちらが上ということはありません。作品を作る実践問題で力を形にしたいならサーティファイ、Adobeが認定する資格がほしいならアドビ認定プロフェッショナル、と目的で選ぶのがおすすめです。

受け方も違うので、近くに試験会場があるか、自宅で受けたいかも判断の材料になります。

相談2:Photoshopの知識がほとんどないけれど、資格を取れる?

Photoshopで何ができるかくらいしか知らない状態から、資格を目指せるかという相談です。

目指すことはできます。どちらの資格も、受験資格に学歴や経験の条件はありません。

まずは明るさや色の補正、修復ツールなど、出題範囲の基本の操作から覚えてみてください。最初の操作はフォトショップのレタッチ初心者ガイドで紹介しています。

相談3:Web版のPhotoshopで勉強して、資格は取れる?

Web版のPhotoshopを使って勉強し、資格を取れるのかという相談です。

アドビ認定プロフェッショナルは、試験会場のパソコンにインストールされたアプリで解答します。サーティファイの試験でも、Photoshop上で編集して解答データを出す問題があります。

Web版とパソコン版では、使える機能や画面が違うことがあります。練習は試験で使う形に近い環境でしておくと安心なので、受ける前に公式の案内で試験の環境を確かめてみてください。

よくある質問

Photoshopの資格は国家資格ですか?

いいえ、国家資格ではありません。Photoshop®クリエイター能力認定試験はサーティファイ、アドビ認定プロフェッショナルはAdobeが認定する資格です。

Photoshopの資格は独学でも取れますか?

独学でも目指せます。公式サイトの出題範囲を読み、その機能を自分の写真で1つずつ試していく進め方がおすすめです。

レタッチの仕事をするのに資格は必要ですか?

資格がなくてもレタッチの仕事を目指すことはできます。資格と合わせて、作品をまとめたポートフォリオを用意しておくと、自分のスキルを伝えやすくなります。

受験料や試験日はどこで確かめればいいですか?

受験料や日程は変わることがあるので、各資格の公式サイトで確かめてください。アドビ認定プロフェッショナルは、試験会場ごとに実施日や申し込み方法が違います。

フォトマスター検定は今から目指せますか?

フォトマスター検定は、2026年の第24回の開催を最後に休止すると公式に告知されています。再開の見通しは立っていないとされているので、これから目指す資格としては、ほかの検定を考えてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • Photoshopの資格は、操作の知識を証明する検定とデザイン全般の検定の2系統
  • Photoshop®クリエイター能力認定試験は、作品を作る実践問題がある
  • アドビ認定プロフェッショナルは、Adobeが認定するエントリーレベルの資格
  • 画像処理エンジニア検定は開発者向けで、写真補正の操作の検定ではない
  • どの資格も国家資格ではなく、受験料や日程は公式サイトで確かめる
  • 仕事につなげるなら、資格と合わせてポートフォリオも用意する
レタッチガイド

レタッチガイド 編集部

写真のレタッチ(明るさ・色の補正、肌や不要物の修正、RAW現像)のやり方と、Photoshop・Lightroomなどのソフトの選び方、レタッチの学び方を、初めての人にも分かるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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